先日、スロウな本屋さんで購入した谷川俊太郎さんの「質問箱」
谷川さんのこの「質問箱」は昔から見ている糸井重里さんのHP ほぼ日刊イトイ新聞でも紹介されています。
なかなか忙しくてゆっくり読む時間がなかったんですが、ついに全部読みました。
とても不思議な感覚なんですが、谷川さんとお話をしているかのような、読み終えてなんともほんわかしたあったかい気持ちになり。
谷川さんの言葉はあったかくてハッとする連続
なかでも9歳の女の子の質問への回答が、うんうん、と頷いちゃいました。
姉妹でピアノを習っていて、最近習い始めた妹がなんでも早く出来るので、追いつかれそうで心配だという内容。
これは音高、音大、もしくは音楽に関わらずスポーツや仕事、色々当てはまります。
谷川さんの返答の中の一文
〜ピアノって人より早くうまくなるために練習するんじゃなくて、うまくなるのが自分で楽しいから練習するんでしょ。〜
これ、本当にその通りで、それを見失ってしまうのは比べる対象を自分で作っちゃうからであって、本当に勿体ない。
クラシックの世界は競争が激しくて大変なんでしょ、と言われる度にいつも私も思っていたこと。
全て自分次第。
〜追いつかれそうだって心配してると、ピアノ弾くのが楽しくなくなっちゃってソンだと思うけどなぁ。練習も大事だけど、気持ちのきりかえも大事だと思う。〜
何だかハッとしてほっとする言葉が散りばめられた「質問箱」^^
たまにはビビビを信じて買ってみるのもいいですね^^
しかし、鉄腕アトムの作詞も谷川さんだったのはびっくり。
空を超えて、と、星の彼方、の間の言葉がなかなか決まらず、適当にラララとはめてみたらしっくりきた、なんて話も何だか息が抜けていいなぁと^^
これからの作品も楽しみですね。