楽器の独学の難しいところ

またまた少し真面目なピアノレッスンの話。
世の中に誰にも習わず独学で楽器を演奏する人達は沢山います。

今は教則本、奏法ポイント本も出版されているのでやる気があれば独学もありかと思いがちですが、そこが楽器の難しいところ!

昔レッスン生の中に驚くほどそういった本を読まれる方がいました。

本を沢山読まれ、独学である程度弾けるようになったところで、どうしても本に書いている意味が分からないと習いに来られました。

本の内容は間違って理解すると大変なことになる!?

基礎が理解出来ている人が読むとしっかり理解できる本をピアノ歴の短い方が読んだらどうなるか。

全く真逆の内容として誤解したまま覚えてしまい、永遠に楽に弾けない!オーマイガー!(>0<)

これを生徒さんとのやりとりで気づきました。

ピアノで言う「手首を使う」という表現も、きちんと丁寧に説明しなければ間違って覚えてしまい、結果、無駄に力んでしまっていたり。

やはりレッスンで習うということは、その都度一つ一つ修正しながら正しい理解が出来ていくのでお金はかかりますが楽に弾くためには近道だと思います。

中には独学でも驚くほどセンスのある方もいるので一概にはどちらがいいとは言えませんが、間違ったまま理解すると、レベルアップ出来ないのは間違いないです。

こういったことは楽器の本だけではなく、自己啓発本も同じだと私は思っています。

本当に伝えたい真意が受け取る側によって伝わらないことは多々あります。だからといって本を読む人を否定するわけではありませんが、ある程度の知識や経験はやはり人とのコミュニケーションや社会の中で出来上がるもので、本はあくまで参考に、です。

おすすめピアノ本

というわけで、色々言葉だけでは難しい教則本ではありますが、これは役にたった!ていう本を1冊。

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ピアノの奏法を日本人と西洋人の身体の使い方の違いから教えてくれる正に目からウロコでした。

言葉の節々で生徒さんには説明が必要なところもありましたが、初心者から上級者までお勧めできる1冊です。

 

大人は頭で考えて弾くことが出来る分、考えすぎると身体が硬くなるので要注意。

レッスンに通いながら併用して本を読んでいくとより理解が深まっていいですね。

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