このタイトルは当たり前のようでいて、やってみると意外と難しいことだったりするので、楽器の練習に関して自分も含めて日頃気をつけていることを少し😊
櫻根座はピアノ教室と津軽三味線教室を運営しているので、ピアノと三味線のことで書いてみます。
レッスンで生徒さんに一度弾いてもらって質問。
「今弾いた中で弾けなかったところ、気をつけなければいけないところはどこですか?」
この質問をすると大体の人が「この辺」の範囲がとにかく広い!😅
「この辺とは?」ともう一度聞いても答えられないのは何となくしか認識しておらず気づいていないからなのです。
それによって起こることは、何度も通して練習する。
これでいつかは出来るかもしれませんが、限られた時間の中での上達はあまり感じれなかったりします。
よくアドバイスをするのは、頭の中だけでも良いので言語化してみること。
ピアノの場合、「この小節の4拍目から次の小節に移る時が遅れて間違いやすいので、左手の移動を早く準備すること。」というように具体的に言葉にしてもらってから部分練習をするとあら不思議!😳
スムーズに弾けたことを練習した本人が一番びっくり。
言霊と同じようなものですが、人は自分が発した言葉を自分の耳で聞いて、より認識するもの。
同じ10分の練習でも出来ないところを気づいて部分練習するのと、弾けるところはスムーズで出来ないところでいつもひっかかるを何度も繰り返す練習とは全然違います。
三味線の練習の場合も同じ。
まずは苦手なフレーズに気づくこと。
あとは自分が演奏している姿を動画で確認したり、出来ている人の動きと何がどう違うのか、考えながら練習をすることも大事。
かと言って我武者羅に練習しなければいけないと言っているわけではなくて、趣味だから頑張りすぎずのんびりゆったり長く続けていきたいという気持ちでいることもOKだと思っています😋
弾けるところいっぱい弾きたい気持ちもわかるので🥴
習い事は息抜きにもなるので、雑談も楽しみつつ、その中で「弾けた」という喜び「もっと弾けたらもっと楽しい!」を感じてもらう努力をしなければと思っています。
スポーツ、勉強、楽器の練習、全てに通ずる練習の方法は気づきから、というお話でした🫶🏻
まだまだ寒い日が続きますので、皆様体調に気をつけてお過ごしください♪
春はすぐそこ🌸