ピアノの構造 アナログな修理に感動

スタジオで使用するピアノは私の元にきてから約40年。

転勤や諸々の理由で計4回移動しましたが、よくもってくれています^^;

ただ40年も使い続ければ、人間と同じでやはりガタはくるもので。

先日の調律で、調律師さんに諸々相談。

打鍵時に2鍵盤ほど気になる感触があり、そろそろ限界なんだろうかと諦めかけていたのですが、これがなんてことはない!

ハンマーの棒(シャンク棒)と先に付いているハンマーの接着が緩んでいるだけ、とのこと。

気になる鍵盤のハンマーを外して棒をぐりぐりするとスポッと抜けてびっくり。

(正常な状態はしっかりくっついて取れない)

それも直し方は木工用ボンドで付け直すだけとのこと。

∑(゚Д゚) なんてアナログ!

棒側とハンマー側どちらにも木工用ボンドをつけて、またぐりぐりと入れて終わり。

びっくりしたのは棒を差し込んでぐりぐりするとハンマーの木からボンドが染み出してくるんです!

木だから当たり前っちゃー当たり前なんですが、何だか感動して写真撮らせてもらっちゃいました^^

調律後に鍵盤を弾き、タッチや明るさが均等かを確認。

少し気になるところを伝えるとすぐに調整してくださり改善。

機械ではない生楽器の魅力ですね。

見てるだけで楽しい。

残響音が少しだけするのは低音の弦にストッパーとして触れているフェルトの部分が年月で硬くなり、振動(響き)を正常にストップできなくなっていることが原因とのこと。

この場合は低音の太い弦とフェルトを同時に全て交換すれば改善するとのこと。

硬さに硬さでいくとダメね。

硬いものを受け止めるのはやはり柔らかいものが必要と調律師さん。

人間と同じですね〜なんて笑いながら余談。

ピアノの構造は色々と奥が深い笑

 

気になる部分のオーバーホールは20万ぐらいで出来るらしく思ったより安くてびっくりです。

年季が入ったピアノもこうやって技術を持った方のお陰で生き返る。凄いことです。

オーバーホールをするとなると大掛かりなので一旦預けなければいけないですが、このピアノも手をかければ生まれ変わることがわかっただけでも嬉しい^^

いつか時期を見て。

調律後は弾いていて本当に気持ちがいい^^

いつもありがとうございます😊

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