7年前、小学4年生の女の子Nちゃんがピアノを習ってみたいと体験レッスンにきました。
年齢で言えば9歳。
彼女は今高校2年生、17歳になる立派な女子高生に😋
そんなNちゃんとのレッスンで嬉しかったあれこれ。
特殊レッスンで伝えたかったこと
いわゆるピアノレッスンというのは教本で基礎テクニック、ソルフェージュ(リズム、メロディ、初見力の強化)、クラシック曲を学ぶわけですが、Nちゃんに限らず、櫻根座のピアノ教室にはこの「いわゆる」レッスンが合わない、やりたくない、でも音楽は好き、ピアノは弾きたい、そんな子が結構います。
「楽譜を読みたくない」のは読むことになれていないのと難しいと感じてしまっているから「出来た!」「楽しい」を増やすやり方を考えればよいのですが、正直、教本の曲をつまらないと感じてしまっているのはどうしようもないし、好きな曲で学びたい気持ちもわかる。
私が大事にしたいのは、そういう気持ちを先生に言えて話し合える雰囲気なのです。
そこから沢山話をして、やりたいこと、好きな曲を引き出し、ピアノを弾ける喜びを少しでも実感できるように歩み寄ること。
「言う通りにやらないならやめればいい。」
このスタンスはあまり好きじゃない。
Nちゃんのレッスンは彼女の成長と共に、私自身が先生としてどうありたいかという考え方が確立されていった気がします。
高校受験時は進路相談も含め、彼女の希望でピアノと半々に数学と英語を教えるという特殊レッスンに変更。
この時期は久しぶりの勉強で私の頭も活性化致しました笑
中学3年の修学旅行はコロナでなくなり、当時本人はそんなに残念そうでなかったのですが、先日、高校の修学旅行で東京へ行ってきたとお土産をくれ、楽しそうに話す姿を見て本当に良かったなぁと。
とにもかくにも何が嬉しいって、お土産売場で私のことを考えながら想いのあるプレゼントを選んでくれたこと。
泣ける😭
更に嬉しいのが、保育士を目指しているということで、前回のレッスンで幼児用のピアノ本を参考に渡していたのですが、練習嫌いの彼女がちゃんと弾いてる!
しかも、これまでやってきたコードの知識を活かして、楽譜通りではなくアレンジしてちゃんと伴奏出来てる!
👏🏻👏🏻
ちょっと楽しそうに弾く姿から保育士の先生をしてるNちゃんをイメージ出来て嬉しくなっちゃいました。
これまでの特殊レッスンで彼女に伝えたかったこと。
どんな時もあなたの味方です、ということ。
保育士になろうがならまいが、どういう道に進んでいくか、これから大人になっていくNちゃんを見るのが楽しみな私です☺️