昔の娯楽について考えた出来事

今の時代はとっても便利でいてどこか寂しさを感じる今日この頃。

娯楽に溢れていてスマホがあれば一人でも楽しめるし、欲しい情報もいらない情報も直ぐに入ってくる。

生きやすい生きにくい、いつも表裏一体です。

私達世代が子供の頃は携帯電話はなく公衆電話も沢山あって、ゲームはゲームウォッチやファミコン。

友達の家に集まってみんなで遊んだり、外でゴム跳びしたり、楽しかったなぁと思い出します。

ふと親世代が若い頃、娯楽、楽しみってなんだったんだろうと考える出来事がありました。

娯楽が少ないからこそ時代と深くリンク

先日、ピアノのバックミュージックのお仕事で岡山マツダさんへ行った時のお話。

演奏している最中、向こうのほうで座っておられたご婦人が突然席を立って、明らかに私に向かって歩いてこられている。

その姿を視界に入れながらも演奏を続けていると、

「リクエストも応えてくださるの?」

と笑顔で話しかけてこられました。

演奏の最中に話しかけられることはよくあって、話しながらも演奏は止めないテクニックが身につきましたが笑

内心、どんな曲を言われるんだろうとドキドキ。

「71歳だからね、昔は娯楽がねー映画ぐらいしかなくてねー、映画の音楽を聴くと懐かしくて色々思い出すのよー」

と数曲、映画音楽をリクエストされました。

その映画を観ておらず題名と曲だけ知っている私にとっては「普通にいい曲」であっても、映画を観ていた方にとってはそのシーンや時代や一緒に観た人や、色々な想いがあるんだなぁと。

娯楽が少なかった時代、時代とよりリンクし、今より心は豊かだったかもしれないですね。

どういう理由でここに来られているかまでは私にはわからないけれど、お待たせしてすみませんと謝られた社員さんに

「ピアノ聴いてるだけで楽しいからいいわよ」

と嬉しそうに言われているのが聞こえ、私の役割を再認識。

昔の娯楽、今でもあるもの、廃れてなくなってしまったもの、本当に映画ぐらいしかなかったのか、その時代若かった親世代に聞いてみたいですね^^

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