東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜

台風日。

朝のレッスンを終え、先に帰宅させてもらい、ゆっくり時間を過ごす。

先月亡くなられた樹木希林さんの映画が観たくて選んだ10年ほど前に公開された映画。

「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」

飾らず、そのままの樹木さんがそこにいた。

人は歳をとったら若くなろうとする。

若い時は見た目だけでも大人ぶろうとする。

そのままを受け入れて飾らずに生きていくというのはなかなか難しい。

そして病気を受け入れることもなかなか難しい。

戦うということではなく共に生きられた生前の樹木さんのお姿はどんなお洒落よりも美しく感じました。

この映画は原作者リリー・フランキーさんの実話で、オカン役を樹木希林さん、リリーさんの役をオダギリジョーさん、オトン役は小林薫さん、という豪華なキャスト。

九州も舞台になっていて、映画の中で炭坑節も流れ、いつも演奏しているのにまた違った感じ方。

映画の中と現実と区別がつかないほど、自然体で、家族とは夫婦とは親子とは友達とは、色々考えさせられました。

オカンの若い時代を実際の娘さん也哉子さんが演じられていて、また素晴らしかった。

映画は自分の深層心理に触れるいい機会でもあり、泣いたり笑ったり、本当にいいものです。

次は万引き家族を観よう。

台風、被害が広がりませんように。

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