同じ曲でも人によって想いが違うんだなぁ

今日は朝一で介護施設演奏のお仕事へ。

いつもどおりセッティングし、着物袴に着替え、津軽三味線からスタート。

90歳を超えていらっしゃる方もおられ、車椅子の方もたくさん。

最初の硬い表情がだんだんとほぐれ、笑顔も出てきたところで、みんなで民謡を歌うコーナーへ^^

いつもどおり手拍子をしながら元気よく一緒に歌っておりましたが、入居者さんのお一人が炭坑節の演奏中、顔をくしゃくしゃにして泣かれていてびっくり。そのあとは一緒に口ずさんで楽しまれていました。

皆さんと楽しい音楽の時間を過ごして記念撮影し、部屋に戻り着替えていると、先程涙を流されていた入居者さんがどうしてもお礼を言いたいと言われているとのこと。

少ししてわざわざ車椅子でスタッフさんと控え室を訪ねて来られました。

22歳で炭坑のお仕事をされている方とご縁があってご結婚され、炭坑の町にお嫁に行かれ67年連れ添われたとのこと。

炭坑節の歌詞「煙突が高いので」「お月さん煙たかろ」など歌詞も曲も懐かしくて嬉しくてたまらなかったと涙を浮かべて想いを私達に沢山伝えて下さいました。

人によって感じ方は様々。

曲に思い出がある方もいれば、歌詞から昔の風景を思い出して懐かしく感じる方もいる。

お元気とはいえ、90歳を超えていらっしゃるのでやはりいつどうなるかわからず、私達の演奏をお届けできるのも最後かもしれない。

まさに介護施設演奏は一期一会を強く意識する時間です。

改めて演奏することへの想いを2人で話あった3/7。

さくら茶の施設のおもてなしに感激し、担当のスタッフさんの優しさに触れ、癒されながら午後からレッスン。

何だかうまく言えませんが、生きてるうちは人に元気を与える人でありたいですね。

 

 

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