2ヶ月前に書いた小学生合唱伴奏レッスンですが、あれからかなり上達して今月本番を迎えるとのこと。
リハーサルを兼ねて参観日の本日、体育館で演奏することになったらしく、前日に歌もいれて合わせたところ音楽の先生に合っていない箇所を指摘されたと焦って連絡がありました。
特別に動画でチェックしましたが大して問題もなく。
というわけで、困った時の出張レッスン、急遽依頼が入り行って参りました。
こういう漠然とした「違う」を指摘された時、どうやって練習したらいいか、どう違うのか、それがわからない時、人は諦めるか我武者羅に練習します。
結局、学校の先生に指摘された箇所は電話でのアドバイスでクリアしたので、レッスンでは別の箇所を直しましたが、焦って必死で練習したのは必ず意味があります。
きっと何も言われなかったら、そこまで練習せず、今日のレッスンもなく直す必要がある箇所もそのままだったでしょう。
本当は直前に指摘するなら、どう直したらいいか細かくアドバイスするべきですが、ものは考えようです。
普段やらない朝練までやって学校に行き、体育館での伴奏も無事に出来たのであれば、それは先生のご指摘のおかげ。
ありがとう学校の先生!!です。
実は私が大学生の時に同じ経験をしたので、この小学生の焦る気持ちが痛いほどわかりました。
演奏会本番前日のレッスン。
友人が師事していた東京芸大出の先生に短期でみて頂いたのですが、漠然としたダメを突きつけられ、特に細かく指示もなく、そりゃもうパニックですよ。
夜から早朝まで6時間ほど、我武者羅に弾き続け、失敗する夢ばかりみてほとんど眠れず、それでも本番はそれなりにベストを尽くして弾き切れました。
当時は本当に腹が立ち、2度と行きたくないと思いましたが、今思えば、あれがなければもっと酷い演奏だった気がします。
自分にとって辛い苦しい経験も、考えようによっては成長の材料。
私が今までレッスンしながら大事にしてきたことは、これまで師事してきた先生方からいい意味でも逆の意味でも教わってきたことで得た財産です。
私生活も同じようなことが沢山あります。
どうせ同じ時間を過ごすならマイナスな想いを「ありがとう」にかえて運気アップして楽しく生きていきたいものです。
合唱大会、実際の本番まであと2週間を切った小学生の彼女が、倉敷市民会館という大舞台でどこまで発揮できるか、見守りたいと思います。