ピアノのレッスンをしていると、自分の子どもの頃もそうでしたが、周りの子と比べて評価をされる場面によく出くわします。
これはピアノに限らず勉強や他の習い事もそうかもしれませんが、競争心で伸びる子もいれば、そうでない子もいる。
これは生まれ持った性格もありますが、少なからず成長の段階で周りから言われた言葉や周りにいる大人の思考の影響はあります。
私も子ども達に関わる仕事をしているのでその"周りにいる大人"の一人。
なので責任重大。
このお仕事は学校ではなかなか難しいマンツーマン対応ができるのが良いところ。
ピアノ(音楽)を通してその子の個性と才能を見つけて伸ばす事ができるというのはやりがいの一つですね😊
比べるのは他人ではなく自分👍🏻
今年小学6年生になるY君は2年生の頃に体験レッスンに来られ、入会。
他のピアノ教室ではピアノの下に隠れたり、嫌がって逃げて帰ろうとしたりと大変だったそう。
テキストを嫌い、やりたくないの一点張り。でも音楽は大好き😋
それならば!と、とにかく楽しくなることを考え、時には音楽と関係のない好きなアニメの話や絵を描いたりしながら、その子の出来ることを見つけて伸ばす時間とコミュニケーションに沢山時間をとりました。
楽譜を読んで弾くことに拘らず、"とにかく気長に見守る"
親御さんと同じ気持ちで向き合った4年。
少しずつ音符カードを読んだり簡単な短い自作の楽譜にトライしてきましたが、なんと!!
試しにベートーヴェンの「エリーゼのために」の簡単な楽譜を宿題で出したら、だいぶ覚えたよ!と両手で弾いてくれました🎹
😭😭😭😭😭
これぐらい出来て当たり前、なんかではない。
「始めた当初から考えたら今のこの状況はなかなか想像できなかったですよね」とお母さんと成長の喜びを共有出来るのも、お母さんが全て私に任せて下さり、同じ気持ちで見守って下さったから。
子どもも大人も信頼関係って大事。
子どもの自己肯定感をあげるのは社会のサポート、周りの大人のサポートだということを以前教育の対談記事で読みましたが、本当にそうだなと。
子どもの個性と才能を伸ばして自己肯定感を高めながら社会に送り出すのも一つの役割。
評価基準を他の子ではなくその子自身に👍🏻
子どもの成長を見守る大人としてしっかり勉強しなきゃと思った2/15。