昨日、大学の後輩からの連絡で大学の恩師の突然の訃報を知りました。
普段口にしなくても私の心の中にいつもいる大学のピアノの恩師。
岡山に帰ってきて、いつか挨拶にいこう、近況報告して先生にあの頃の感謝の気持ちを伝えれたらと思っていたのが、ピアノ談義、人生談義出来ないまま、いつか、のまま終わってしまった。
63歳。早すぎます。
歳を重ねて、自分の立場も変わり、今どんな話が出来るか、元気なうちに先生とお会いして色んなお話をしたかった。
今日は教会で前夜式、明日が告別式。
私は演奏会とイベントをしっかりやりとげることが先生への恩返しと思い、今日明日、会いに行けないですが、安らかな眠りをお祈りし、ピアノの楽しさと来てくださる皆さんへの笑顔を忘れずにいきたいと思います。
先生が教えてくださったことが、今私の中にも生き続けています。
先生は覚えていないと思いますが、先生がかけてくださった何気ない一言が、今私の生徒さん達への接し方に生きています。
ステージ裏で不安と怖さを口にする私に、笑顔で「大丈夫大丈夫」と背中をポンと押して下さったあの感触と、「あやかさん」と呼ぶ優しい声は今でもしっかり覚えてます。
もうあの笑顔とあの声が聞けないと思うと寂しく悲しい気持ちになりますが、いつか、いつか、ではダメだということを教えて下さいました。
人は必ず亡くなりますが、亡くなられても先生の教えと愛情は沢山の人達の中で生き続けます。
落ち着いたら時間を共にした仲間で集まって先生の話をしながら久しぶりに近況報告しあえたらと思います。
柳井 修先生。本当にありがとうございました。
どうか安らかにお眠り下さい。
平成29年 8月9日
旧姓 坂巻あやか