実は物凄くシンプルなことだったのかもしれない。
小学3年生の男の子。
基礎練習がどうしても嫌で、ピアノは好きだし自分で曲も即興で作ったり出来るけど、レッスンを一旦やめたんです、と私のところに来た親御さん。
昨日のブログの続きですが、その息子さんに音楽の楽しさを教えてやってください、と依頼がありました。
体験レッスンで話をしたらとっても素直でピアノが大好きな男の子。
自作曲を披露してくれたら何とも素晴らしいセンスと綺麗な音。
耳が良い分、手探りで弾けてしまうので楽譜は読んでいませんでした。
脱力も出来ているし歌心もあるし、この才能は潰したらもったいない、と初レッスンの今日まで、私にできること、良いところを伸ばしながら個性を生かしてしっかり基礎も学べるレッスンをするにはどうしたらいいのかを考えていました。
昨日ブログを書きながら気づいたことを早速実行。
自分が気負わず、大人の方に今までやってきたレッスンと同じように、やりたい曲を聞いて手書きアレンジ譜を作成し、コードの入門知識と作曲に役立つ練習テキスト準備。
手書き譜はどこまで譜読み出来るかわからなかったので、音域を2パターン書き準備しました。
結果、初レッスンは笑顔いっぱい。電子ピアノの機能を沢山使って遊びながら楽しいレッスンになりました。準備って大事。
楽譜を読むのは大変そうでしたが、楽譜を読めるようになった先に何があるか、指番号も私の書いているので慣れたら弾きやすいから頑張ってやってみようね、と言うときちんと付いてきてくれる。
なるほど。
ただ「やりなさい」じゃなく、ちゃんと理由を伝えればいいんだなぁとまた学ばせて頂きました。
一番の気づきは、とってもシンプルなこと。
先生が同じ目線でしっかり向き合って話を聞いて、笑顔で一緒に楽しめばいいということ。
否定はしない。自分の曲のイメージを言葉にしてもらって、もっと自分の演奏のイメージを膨らませてあげること。
これでいいのか(^^)これでいいのだ。
帰ってからお母さんから喜びの連絡。
食卓でどれだけレッスンが楽しかったかという話を何度もしてくれたとのこと。すぐに練習しています、こんな姿はあまり見たことがないので本当に嬉しいです、と。
嬉しいのはこちらです。
何だか目からウロコ。子供の感性を大事に、気負わず、伝えることはしっかり伝えて、楽しくピアノを学べるように私も日々精進。
久々に手書き譜を書いたら大人の方のレッスンも早くやりたくなってきました(^^)
募集、本腰いれてやらなきゃ笑
とりあえず、ここで言ってみます。
大人の方でピアノやりたい方、大募集です
(^m^)
明日もファイッ!