明治時代から始まったと言われている通知表。
これが本当に小学校の教育に必要なことなのかと教員に問いかけた神奈川県茅ヶ崎市にある香川小学校の校長先生の挑戦の記事。
これは今後の教育において希望の光だなぁと✨
通知表廃止2年後、子ども達の変化
廃止後、2年経って子ども達は軸が他人ではなくなり、自己肯定感を高めている状況とのこと。
"「他人と比べる」という価値観から距離を取り、評価とは何か、評価はどうあるべきかを突き詰めた2年間を経て、香川小は確かに変わり始めた"(記事より抜粋)
運動会での素敵な話。
今まで紅白対抗で競っていた団体競技での目標を「本番で練習よりタイムを縮める」に決め、実施したところ、子ども達の風景が一変!
今までは1位が喜び、他が落胆するというリアクション。
今回は順位より何秒で走り切れたかに注目し、発表時は皆ワクワク。
5クラス全て記録更新し、他のクラスの更新も讃えあい、最下位のクラスも「自己ベストが出た!」と嬉しそうに校長室に報告にきたそうで。
運動会は他人と競争する楽しさもありますが、運動が得意な子だけではなく、苦手な子も楽しめる方法に感動しました☺️
先生の負担減は教育の質をあげる
通知表廃止によって変化があったのは子どもだけではなく先生達も、とのこと。
通知表や評価にかけていた時間を子ども達の観察と親御さんとの面談に有意義に使うことが出来ているとのこと。
先生の負担減は正に教育の質をあげる、ですね。
言われたから、ではなく考えて納得して決める大切さ
通知表は義務ではないので廃止の選択肢があることにびっくりでしたが、何より教員同士の話し合いに2年かけたところがこの校長先生の凄いところだなと。
校長の権限を振りかざすだけでは学校に根付かないと話し合いに口を出さず、見守り、最終的に教員の話し合いの一致で廃止を決めたとのこと。
校長先生、正に先生の鏡!
時間をかけてでも自分で選択し納得して決めたということが大事なんですよね。
何か新しいことをしようとする時は必ず反対意見が存在するもの。
反対意見を無視をするのではなく、内容の原点に戻り、本当に進むべき道はどこなのかを皆で考える姿勢は学ぶこと多し。
自分のお仕事にも重なることだらけで勉強になりました。
これから競争社会で生きていく中で、それだけが全てではないという価値観を子どもの頃に肌感覚で知っておくことは決して無駄ではないのではないという校長先生のお考え。
他の小学校にも広まって、子ども達がのびのびと成長できる教育現場が増えるといいなぁと思った4/21。
音楽教室での言葉かけも然り
音楽教室でも「〇〇ちゃんはこんなに弾けるのに」と他の子と比べる発言が出がち。
本人、親御さんから出るのは仕方ないとしても、講師の私達はNGワードですね。
子ども達と関わるお仕事として、この記事の話を参考にレッスンの方法、声かけをブラッシュアップしていきたいと思います🤗